2010年3月9日火曜日

BOPでの営利事業における資金調達

BOPにおいて、経済価値創出と貧困解消を両立させる持続的事業活動を展開しようとする際、その調達資金源には以下のような選択肢が考えられる。

1)個人資金

2)エンジェル投資家の資金

3)一般商業銀行からの融資(事業の収益性見通し、不確実性の大きさ、リスクの高さから、おそらく困難)

4)多国籍企業が資本市場から調達した資金の一部(少なくとも、小規模のパイロット事業として遂行する程度の投資は見込めるだろう)

5)ソーシャルファイナンス機関・ソーシャルファンドからの投融資(後述)

6)政府や国際機関からの超低利長期融資(ODAの一部含む)

7)寄付金(企業の慈善活動資金含む)、政府や国際機関からの補助金・助成金(ODAの一部含む)

すでに先のエントリーで、リスクマネーとソーシャルマネーの組み合わせの必要性を指摘したが、今後「BOPファイナンス」という項目を新設し、上記の分類を修正しつつ用いながら事例とともに世界の動向をフォローしていく。

0 件のコメント:

コメントを投稿