2010年6月3日木曜日

「アフリカの中間層は幻想かもしれない」

テキサス大学オースティン校のビジネススクール教授であるヴィジャイ マハジャン氏がものした「アフリカ動き出す9億人市場」は、読む限り基本的にアフリカの中間層(ボリュームゾーン)を想定したエピソード集であるにもかかわらず、同氏がBOP関連のセミナーに登壇することをかねてから不思議に思っていた。

今回の日経オンラインのコラムは、アジ研の望月克哉氏によるものだが、同氏によればアフリカ市場はごく富裕な層とBOPの2階層に分断されていて、事実上中間層は抜け落ちている、ということのようだ。

によれば、アフリカの所得構造は下記のようであり、たしかにBOP層の中でも圧倒的多数がBOP1500以下に所属している。このBOP層内の人口分布は、BOPの直上から始まる中間層の割合がそう大きくないことを示唆する。また、アフリカ総人口の95.1%がBOP3000以下に所属する。

Africa: BOP Spending and Population (% of BOP Total)
次回のアフリカフィールド調査(本年6-7月)では、このあたりの皮膚感覚も確かめてきたい。


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