2010年6月16日水曜日

中国の清華大ビジネススクールにおける「BOP」研究(その1)

慶應ビジネススクールは中国の清華大学ビジネススクール、韓国のKAISTビジネススクールと共に、「アジアにおけるイノベーション」をテーマとしてCKJ(China, Korea, Japan)共同研究ワークショップを定例で毎年1-2回開催している。先週はソウルで研究発表会があり、LG Displayの工場見学なども行われた。

そこで清華大学での「BOP」研究について話があった。同大学では昨年コーネル大Hart教授を招いて以来、共同研究が進んでいる。自国に「BOP」層を持つ国の大学が「BOP」と称して研究活動を進めるようになっている。

研究内容を見る限りでは、当然ながら官民連携の文脈がメインである。農村部の貧困解消・収入改善のために、経済・社会政策よりも民間企業ベースの市場原理を導入する、という政策のシフトが背景にある模様。

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