そこで清華大学での「BOP」研究について話があった。同大学では昨年コーネル大Hart教授を招いて以来、共同研究が進んでいる。自国に「BOP」層を持つ国の大学が「BOP」と称して研究活動を進めるようになっている。
研究内容を見る限りでは、当然ながら官民連携の文脈がメインである。農村部の貧困解消・収入改善のために、経済・社会政策よりも民間企業ベースの市場原理を導入する、という政策のシフトが背景にある模様。
本フォーラムでは、企業戦略理論に経済的価値と社会的価値を統合した戦略評価指標を導入する観点から「inclusive business(包括的ビジネス)」を分析する。それを通じて企業の営利性と社会的問題解決を両立させる条件を研究する。(背景の写真は2010年タンザニア・ナイジェリア訪問時のもの)
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