2009年10月20日火曜日

バングラデシュ通信業界に活発な動き

グラミーンフォンの上場以外にも動きがみられる。

1)グラミーンフォン上場
国内個人投資家からの調達:$71M
法人からの調達:$70M

2)バングラデシュ株式市場
GP上場が刺激となり、先週木曜日に1996年のクラッシュ以降、過去13年間の最高値更新

3)携帯のSIMカードへの課税の影響
新規契約時にSIMカードに対する800タカ($11.6)の課税の影響で、2009年上期の契約者増分は2.57Mにとどまり、2008年上期の9.33Mから大幅に減少。通信業界は課税取りやめ、もしくは減税の声を上げている。とはいうものの、利益は成長(下記)。

4)携帯各社の2009上期業績
  ●利益
GP:   2008H1 $429M、 2009H1 $465M
Banglalink: 2008H1 $132M、 2009H1 $170M
Aktel:  2008H1 $105M、 2009H1 $131M
  ●ユーザー一人当たり売上高
GP:   2009H1 $3.67
Banglalink: 2009H1 $2.55
Aktel:  2009H1 $2.86

5)海外テレコム企業からの出資意欲
 すでにラオスとカンボジアへの投資で成功しているベトナムの国営企業Viettel社は、バングラデシュのTeletalkへ$250Mの出資を交渉中である。
 さらに、インドのBharti Airtel と Reliance Communicationsの2社はバングラデシュでの地中ケーブルの新設をBRTCに申請中である。インドでも陸の孤島である諸州へバングラデシュ経由で接続させる意図がある。


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