ユニリーバのインドでのシャクティプロジェクトは、HBSで"Hidustan Lever Limited(HLL)”としてケース教材になっているが、ユニリーバ・ジャパン株式会社 コミュニケーションディレクター 伊藤征慶氏がそのインドでのシャクティプロジェクトを映像で丁寧に紹介している。
ユニリーバは単独、及び国連やWFP(国連世界食糧計画, World Food Programme)等とのパートナーシップで現在16,500以上の社会貢献プログラムを実施している。その活動の柱は3つ、衛生、栄養、サステイナビリティ。
インドのシャクティプロジェクトはユニリーバの製品を農村の女性に販売してもらうというものだが、映像によれば、この仕事により世帯収入が2倍になったとの事。ちなみに女性はほとんど収入を伴う仕事を行っていないということなので、男性(夫)と同程度の収入を得る事になったと考えられる。
また、子供に紙芝居を用いて石鹸を用いた手洗い、歯磨き、シャンプーによる洗顔など衛生に関する啓蒙活動の様子も紹介されている。
なお、ユニリーバは元々インドで70年間ビジネスを行っており都心部には強かったが、農村部には販売出来ておらず、地元競合企業の農村部での成功を見て、ようやく参入した。その時の社内の議論では農村に進出する事にほとんど抵抗はなく、さらにビジネスを拡大させる為には農村に出ていくしかないだろう、ということで意思決定はスムーズになされたようだ。創業以来の社会貢献に積極的な会社のDNAも影響したようだ。
但し軌道に乗せるには時間がかかり、2001年に開始後、ここ数年でようやくビジネスとして成立するようになった。
(vol.3-6で説明されている)
ユニリーバの目標は、2010年に10万人のシャクティレディを確保し、60万の農村のうち50万、人口では6億人をカバーしたい、ということである。
Learning Planet 2009-06 / vol.3-3
Learning Planet 2009-06 / vol.3-4 Bottom of the pyramid
Learning Planet 2009-06 / vol.3-5 Bottom of the pyramid
Learning Planet 2009-06 / vol.3-6 Bottom of the pyramid
Learning Planet 2009-06 / vol.3-7
ちなみに、別の出演者によれば、イギリスでも1930年代には良く似た事例でたばこのバラ売り(箱売りではなく1本ずつ販売)が行われていたとの事。どの国も良く似た歴史を辿るのか?
(vol.3-6で説明されている)
ユニリーバの目標は、2010年に10万人のシャクティレディを確保し、60万の農村のうち50万、人口では6億人をカバーしたい、ということである。
Learning Planet 2009-06 / vol.3-3
Learning Planet 2009-06 / vol.3-4 Bottom of the pyramid
Learning Planet 2009-06 / vol.3-5 Bottom of the pyramid
Learning Planet 2009-06 / vol.3-6 Bottom of the pyramid
Learning Planet 2009-06 / vol.3-7
ちなみに、別の出演者によれば、イギリスでも1930年代には良く似た事例でたばこのバラ売り(箱売りではなく1本ずつ販売)が行われていたとの事。どの国も良く似た歴史を辿るのか?
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