今年は2009年11月27日に行われるイスラム教最大の祭り、
イード・アル=アドハー(Eid ul-Adha、犠牲祭、羊などの家畜を捧げるイスラム教の祭り)に先立って、従業員に賃金やボーナスを支払えないとして、Bangladesh Garment Manufacturers' and Exporters' Association (BGMEA) が政府に要望を出した、と同組織President Abdus Salam Murshedi氏が語った。同氏によると、1500の衣料工場の4割以上でイード祭り前のボーナスが支払えない状況だという。世界不況による海外からの注文急減(米国からの1-6月期の注文は前年比6.97%減など)が原因である。
政府は同業界への支援として2009-2010財務年度中に $724.64 million (BDT 50 billion)の支出を予定しているが、今回はそのうちのUS$434.78 million (BDT 30 billion) の支援を求めている。
政府の輸出統計によれば、同国(2008-2009)の織物衣料(woven garment) の輸出額は $5.918 billion against the $5.684 billion target、編み物(knitwear,ニット製品)は$6.429 billion against the target for $6.583 billionだという。
バングラデシュでは、現在300万人以上の労働者が4800の衣料工場で働いている。
一方、この祭り前の支援パッケージ要望に対し、ニット衣料輸出組合と財務相は、反対の意思表示をしている。
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