2009年9月15日火曜日

Up and Out of Poverty

マーケティングの大家、Kellogg School of ManagementPhilip Kotlerの新著。

Kelloggの機関誌に掲載されている書評から

"Philip Kotler adapts social marketing techniques to confront the challenge of global poverty"

"The new orientation would be to consider a larger context in the lives we lead"

世界に占める極度と中程度の貧困層の購買力(buying power)は$8billion per dayにのぼり、今起こっている問題は世界不況による供給過剰(overcapacity)ではなく、貧困層のニーズを満たすことが出来ていない消費低迷(under consumption)と考えるべきである。
本著では貧困層が彼らの生活を改善するためのセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングなどの高度なマーケティング戦略と技術を紹介している。




書評を読む限り、既存の(援助、寄付などの)貧困削減アプローチだけでは貧困解消は困難で、営利企業が利益を上げつつ社会的課題の解決をしていく必要があるというメッセージである。

Kelloggで昨年生み出されたビジネスプランの半分はSocial Enterpriseだったと言う。MBAの授業でも「Social Enterprise」が「Marketing」や「Finance」と同列に一つのMajorとなっており、必修科目にも入っている。

以上、Kellogg交換留学中の栗原からレポートでした。

3 件のコメント:

  1. 栗原君ありがとう。修士論文の送付、もう少し待ってください。遅くなってごめん。

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  2. 栗原さん

    突然の、そして場違いな投稿お許しください。
    私は慶応大学商学部3年の辻裏幸宏と申します。
    現在交換留学生として、Western Michigan大学で勉強させてもらっています。
    BOP戦略研究フォーラムのブログ大変興味深く読ませていただきました。
    僕自身も、BOPビジネスに興味があり、今年のボストンキャリアフォーラムでは、味の素の方にお話を聞いてくるつもりです。
    ミシガン大学の教授にもお会いするつもりです。
    そこで、kellogg schoolに留学されている栗原さんのお話も是非伺いたいのですがよろしいでしょうか。
    急な申し出で申し訳ありません。
    ご検討の程よろしくお願い致します。

    辻裏

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  3. >先生
    修論、いくらでも待てます(余裕がない)のでゆっくりで結構です。。。

    >辻裏さん
    私もボストンには行きますので是非お話ししましょう。本ブログに問い合わせフォームを設置しますので、そこから辻裏さんの連絡先を入力してもらえますか?

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