2009年9月25日金曜日

バングラデシュの新教育法案、すでにHasina内閣へ回付

過去のエントリーで既報の新教育政策法案が特別委員会から内閣へ提出され、あとは議会の承認待ちとなった。与党が5分の4を占める議会ゆえ、その通過は確実視される。

新教育政策の骨子:
1)教育年限の合計を10年から12年に
2)無料の義務教育年限を3年から8年間に延長
3)初等教育のコア科目は、Bangla, English, mathematics, Bangladesh Studies, social environment and climate change, and information technology and science
4)女児が教育を受ける権利の確立
5)先住民族が自らの言語で教育を受ける権利の確保

また、現状47.5%に上る大人の文盲率の減少も期待される。(ちなみにインドの文盲率は34.8%)

新教育法への批判:
1)カリキュラムに実践的・技能的教育(職業機会の増大につながるもの)が抜け落ちている
2)教育人材の開発とシステム・設備への手当が不十分


<コメント>
いわゆるvocational trainingがどのように若年層および成人層へ提供されうるのか、研究の余地あり。雇用企業の職業訓練を請け負う形をとれば、ここには事業機会もある。

0 件のコメント:

コメントを投稿