2009年9月18日金曜日

バングラデシュのIT業界

貧困のイメージの強いバングラデシュであるが、同国のITセクターは急成長している。400社以上のソフトウエア・IT企業が自社の製品(ソフト・ハード)を30カ国以上に輸出している。業界団体(BASIS:Bangladesh Association of Software and Information Services)によれば、現在の成長率(対前年度比100%弱)が続けば、2013-14年度には輸出額が$US500Mに達するだろう、という。

同国のソフトウエア開発業界の市場規模はTaka 20 billion (about $285.71 million)で、約2万人のskilled and semi-skilled professionalsが雇用されている。

新政府が進める2021年までのデジタルBangladeshの実現も、業界の成長を後押ししている。


<コメント>
本フォーラムメンバーによる本年7月の訪問調査では、グラミンフォンやbracNetなどNGOと関連するICT企業だけでなく、地元のIT企業3社もインタビューしている。ソフトウエア開発企業やIT機器の輸入販売業者である。そのうちの1社のソフト開発企業の社長は、輸出先の潜在顧客が「バングラデシュ=貧困国」というステレオタイプの認識を強く持っているので、商売がやりにくい、と語っていたのが印象的である。

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