2009年9月24日木曜日

FrontlineSMS:Medic、SSFPおよびNokiaと共同でバングラデシュでCHWsの支援を開始

BOP農村部でCHWsが直面する問題は、BOP市場で企業が直面する問題そのものでもあり、企業がその営利活動を通じて社会問題に対応する場合も十二分に学んでおく必要がある。

FrontlineSMSとは、NGO向けに開発された無料のオープンソースソフトウエアである。GSM携帯であれば、双方向・1対多など柔軟にテキストメッセージをやり取りできる。2009年にTechAwardsを受賞している。

このFrontlineSMSをベースにスピンアウトしてできた活動がFrontlineSMS:Medicであり、主としてスタンフォード大学医学部を中心とする学生や関係者が立ち上げた。CHWsのヘルスケア活動をSMSベースのプラットフォームで支援し、アフリカのMalawiUgandaで実績をあげてきた。今回バングラデシュに活動範囲を広げた。

同組織のBlogでバングラデシュにおける活動概要を報じるエントリーによれば、今年2月、SSFP(下記注参照)がコンタクトしてきたことで活動が始まった。以来、SSFPの中で組織されているCSPs(community service providers. BRACなどで言うCHWsと同義)の活動をNokia社との連携により、支援している。

(注:The Smiling Sun Franchise ProgramUSAIDベース。バングラデシュでNGOによる医療サービス普及をめざす活動。現在全国に300超ある診療所(clinic)のサポートを目指している。)

現在、CSPは一人当たり200-300世帯を受け持ち、それら世帯の多くは地域の親診療所から遠く離れた土地に居住している。SSFPのネットワークの中で最大の問題は、6000名に及ぶCSPの活動内容を管理・検証・活用することである。

現状は、それら6000名のCSP各々が所属する親クリニックに月次で活動報告書を出している。それらのデータをSSFPレベルに集約するのにさらに15日間かかり、その間7階層の書類を経るため、データの誤まりが絶えない。結局SSFPメンバーのNGOやSSFPが集約データを見るのに最低でも45日前のものになる。

このデータの遅れと精度の結果、SSFPやメンバーNGOがヘルスケア動向の変化や医療用品の在庫調整、 医療施設へ紹介した重篤患者が実際には来院しない問題のフォローなどが、後手後手に回ってしまっている。

さらには、新たなイニシャチブの効果測定ができない問題も生じている。たとえば、全国規模で水質浄化キャンペーンを開始した際のことである。SSFPメンバーのNGOやSSFPは、水質浄化タブレット(錠剤)がCSPsの手を通じて迅速に普及していく様を期待していたのだが、信頼できる内容でタイムリーに活動報告や反響が伝わってこないため、キャンペーンの成果があるのかないのかが判断できない。そのため、そのキャンペーンそれ自体や同様の活動をやめるのか、修正すべきなのか、手j規格な判断ができず、結局多くのキャンペーンの持続性が落ちてしまっている。

そこで活用されるのがFrontlineSMS:MedicによるSMSを活用したプラットフォーム(下記)である。このパイロットプロジェクトで、Nokiaは130台の携帯電話とOviのライセンスを数部無料で提供している。

出典:

http://medic.frontlinesms.com/2009/09/22/frontlinesmsmedic-in-bangladesh-ssfp-and-nokia/

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