2009年9月23日水曜日

バングラデシュにおける原子力発電、いよいよ着手へ向けて動き出す

かつて1964年にカナダとの間でとん挫した原子力発電の導入が、Hasina政権の下で再び動き始めている。すでに2009年5月、ロシア政府との間でMoU (memorandum of understanding)を交わし、ロシアが原子力導入の支援を行うことで同意している。その支援の内容がこれから細部の詰めに入る模様だ。10月にバングラデシュ代表団がモスクワ入りする。
建設予定地はバングラデシュ北西部のRuppur地区。稼働開始は2015年を目標。金額は$150M。発電能力は600-1000MW。
すでにIAEAは2007年、バングラデシュに原子力発電所建設にゴーサインを出している。


「バングラデシュは,現在,5,198MWの電源設備を持っているが,現状で,1,000~1,500MWの不足と見られている。国民の40%がまだ電気を使用していない。電源の90%は東部の天然ガスに依存しているが,枯渇の危険に脅かされている。」 今回の原発の建設資金に関し、同国は先進国政府に支援を求めているが、OECD諸国の取り決めでODAでは原発建設資金は支援できないという。

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