ラベル 基本文献 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 基本文献 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年12月19日金曜日

CSVは企業の競争優位につながるか:新たな企業観の行方

ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー 2015年1月号

Porter & Kramer(2011)以来、企業戦略におけるCSV(共有価値)の位置づけに関して様々な考え方が提示されているが、あくまでも企業戦略理論の視点からその意味を問うたのが標記タイトルの論考である。

岡田正大(2014)「CSVは企業の競争優位につながるか:新たな企業観の行方」ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー、2015年1月号:p38-53.

概要はこちら。

ご参考まで。

2013年10月31日木曜日

DHBRオンライン連載第6回 包括的ビジネス 新たなパフォーマンス測定へ向けて

岡田正大 Diamondハーバード・ビジネス・レビューONLINE連載第6回「包括的ビジネス 新たなパフォーマンス測定へ向けて」 2013年10月28日

社会性と経済性をいかにして統合指標として測定しうるのか。またそれはなぜ重要なのか。こうしたテーマを論じている。

このコラムのベースになった論文はこちら

岡田正大(2013)「包括的ビジネス・BOPビジネス研究における社会経済的効果の統合的評価の重要性とその方法について」『企業と社会フォーラム学会誌・企業と社会シリーズ』 vol.2, pp.185-208.
ダウンロード

2013年8月5日月曜日

DHBRオンライン連載第5回 「包括的ビジネス成功の原則 自社の社会性をいかに自覚するか」

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー・オンライン

【連載】第5回 「包括的ビジネス成功の原則 自社の社会性をいかに自覚するか」2013.07.29

2013年5月27日月曜日

DHBRオンライン連載第4回 「包括的(BOP)ビジネスをやるか、やらないかを決める 」

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー・オンライン

【連載】第4回 「包括的(BOP)ビジネスをやるか、やらないかを決める 」2013.04.30

2013年4月20日土曜日

DHBRオンライン連載第3回 「包括的ビジネスを促す外部環境の動向: 企業を取り巻く利害関係者の変化」


DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー・オンライン

【連載】第3回 「包括的ビジネスを促す外部環境の動向: 企業を取り巻く利害関係者の変化」が公開された。(1月28日)(本ブログへの記録を忘れていた。第4回の締め切りが明後日、、、。)
http://www.dhbr.net/category/s-BOPbusiness

2013年4月19日金曜日

論文: 営利組織と非営利組織間の戦略的提携を分析単位とする

 本ブログの関心を実務的関心と学術的関心とに分別すれば、後者の主要なものは「既存戦略理論が包括的ビジネスという現象をどの程度説明し得るのか。そしてより妥当な理論は何なのか。」というものである。

 すなわち、本ブログの背景には、「営利企業が社会的価値の創出を意図する際に、それをどのように理論的に説明するか」という、企業理論(theory of the firm)に関わる重要な研究上の問いが存在している。

 今回の論文(リンク下記)の問題意識は以下の通りである。これまでの戦略研究において、「戦略的提携」といえばそれは複数の営利企業間のものであることが暗黙の前提であり、その下で理論構築、理論的説明がなされてきた。無論クロスセクターアライアンス(セクター横断的提携)に関する若干の文献は存在する(下記論文参照)のだが、分析単位(unit of analysis)が必ずしも個別営利企業(戦略理論のそれ)ではない。


岡田正大(2013)「開発途上国低所得市場(BOP層市場)への参入における戦略的提携の形成について」慶應経営論集30(1): 1-39. (2013年3月31日発行)     
PDFファイルはこちら。 Abstract in English: here

 この論文のリサーチクエッションは、包括的ビジネスでは常態化している営利組織-非営利組織間の「戦略的提携」が既存戦略理論によってどの程度説明可能であり、説明不能の部分があればそれは何であって、それを説明するためにはどのような理論的修正が必要かを明らかにするものである。網羅的理論サーベイと理論構築、および事例に基づくその検証を行っている。事例はタンザニアを二度訪問して取材したディーライトデザイン・タンザニア(営利企業)と英国のソーラーエイド(NPO)の間の提携協力行動である。

 結論として、営利企業が非営利組織と提携・協力する際には、営利企業に「社会経済的収束能力(socio-economic convergence capacity)」(詳細説明は論文に譲る)がどの程度具備されているかが、パフォーマンスの良し悪しに対して重要な影響を与える、という示唆が得られた。


2012年7月24日火曜日

研究分野としての包括的(BOP)ビジネスの独自性

先に紹介した論文の全文がダウンロード可能に。
「包括的ビジネス・BOPビジネス」の研究とは一体何なのか。それを経営学分野の研究対象としてとらえる場合、1)複数の既存分野の組み合わせで分析可能なのか、2)それとも独自の従属変数を想定する独立した領域を成立させるのか。こうした問題意識に応えたのが下記の論文。
包括的ビジネス(BOPビジネス)に関連する諸分野の文献を網羅的に分析した結果、当分野は、戦略理論の見地からは「企業の社会性・経済性」を取り扱う分野のサブカテゴリーであるという結論に至った。

2012年7月9日月曜日

DHBRオンライン新連載第1回 「包括的(BOP)ビジネスとは何か特別なもの?」

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー・オンライン

【新連載】第1回:包括的(BOP)ビジネスとは何か特別なもの?

がスタートしました。戦略理論の視点から、企業が包括的ビジネスに参画するか否かの判断基準を多元的に議論するコラムです。

http://diamond.jp/articles/-/21237

2012年5月22日火曜日

日本能率協会 BOP懇談会報告書がダウンロード可能に

当サイト発起人の岡田が執筆を担当した報告書:

日本能率協会「BOPビジネスに関する懇談会」研究報告書

『開発途上国低所得層(BOP)におけるビジネスの実現と成功条件について』
(2011年3月24日)

が下記のURLでダウンロード可能となりました。
http://www.jma.or.jp/activity/pdf/bopreport.pdf

2012年4月10日火曜日

研究分野としての「包括的ビジネス」

「包括的ビジネス」の研究とは一体何なのか。それを経営学分野の研究対象としてとらえる場合、1)複数の既存分野の組み合わせで分析可能なのか、2)それとも独自の従属変数を想定する独立した領域を成立させるのか。こうした問題意識に応えたのが下記の論文。

岡田正大(2012) 「『包括的ビジネス・BOPビジネス』研究の潮流とその経営戦略研究における独自性について」『経営戦略研究』, 第12号 (2012年7月 forthcoming)


概略を述べると、包括的ビジネスの研究には少なくとも次のような学問領域での考察が必要となる。


 上記の論文では、特に戦略分野に関係の深い1)企業戦略理論、2)企業の社会的責任と経済的パフォーマンスに関する研究、3)包括的ビジネスそのものの帰納的研究、4)新興国市場研究、以上4分野を取り上げている。これらの領域で網羅的に文献調査を行うことにより、包括的ビジネスが独自の学術分野(discipline)として成立するか否かを論じている。

結論として、包括的ビジネスは「領域学」としては成立可能であるものの、独自の因果関係を想定する「独立したdiscipline」としては成立しえず、企業活動の経済性と社会性を巡る新たな因果関係を模索する、上位の学術領域に属するサブカテゴリーであると考えられる。

 この「企業活動の経済性と社会性を巡る新たな因果関係を模索する、より上位の学術領域」は、既存の戦略理論の根幹にある因果関係に修正を迫る可能性があり、さらに研究を継続する必要がある。

発刊前のため、上記論文に関連する参考文献のみダウンロード可能。

戦略理論の体系と「共有価値」

Porter & Kramer (2006, 2011)の主張する「共有価値」の概念は、包括的ビジネスの理解にとって重要なキーコンセプトの一つであると指摘した。

この共有価値という概念は、既存の戦略理論の体系の中でどのように位置づけられるのだろうか。下記の論文は巨視的に戦略理論を体系化する中で、共有価値概念の意義を論じたもの。既存理論の体系化に続き、「共有価値」を第4世代の戦略理論ととらえ、既存理論との関係や、その主要な因果関係について述べている。

岡田正大(2012)「戦略理論の体系と『共有価値』概念がもたらす理論的影響について」『慶應経営論集』, 29(1): 121-139. (PDFでダウンロード可能)




2011年4月20日水曜日

日本能率協会BOPビジネス報告書「開発途上国低所得層(BOP)におけるビジネスの実現と成功条件について」

昨年12月のエントリーで東南アジアのフィールドサーベイについてエントリーして以来、数か月遠ざかってしまった。この間作成に従事していた報告書が、ようやく日本能率協会から3月24日に発表された。(報告書は下記のURLでダウンロード可能です↓)

この報告書は、一昨年のアフリカ、昨年末の東南アジアでのフィールド調査、ならびに日本能率協会主催の「BOPビジネス懇談会」メンバー企業(味の素、ヤクルト、ヤマハ発動機、三洋電機、住友化学、テルモ、東芝)の知見を豊富に反映しながら、理論的な構造化を試みた。

執筆に当たって特に留意したのは、1)企業戦略の観点からなぜBOP層でのビジネスに取り組む意義があるのか、2)ゼロからの参画である場合、どのようなプロセスで意思決定していったらよいのか、ということである。

すでに世の中には多数のBOP関連書籍が発刊されており、BOPビジネスを各市場ごとに概観するものや実地調査の方法論などが紹介されている。そのような中、本報告書が光を当てたのは、実務的知見もさることながら、専門領域の企業戦略の視点である。企業戦略においてはいかなるビジネスであれ、そこにどのような「戦略的意図」があるのか、が戦略策定の出発点となる。その下で経営資源は最適配分され、自社の持続的競争優位の実現が目指される。

この「BOPで営利事業を進める際の戦略的意図」という論点の重要な理論的背景になるのがPorter & Kramer (2011) "Creating Shared Value: how to reinvent capitalism -- and unleash a wave of innovation and growth" で、経済的価値と社会的価値の同時実現をゴールとする考え方である。これについては、その重要性に鑑み、両著者のこれまでの一連の著作を振り返りながら、その理論的進展と、今後の戦略理論に与える潜在的インパクトを含め、近日中に触れることにする。

2010年10月13日水曜日

Inclusive business 包括的ビジネス

最近の英語圏(一般的用法でなく、いわゆるleading institutionsでの言葉づかい)では、BOPで経済性と社会性の両立を目指すビジネスを、例外なく地球上すべての人々・プレーヤーを包含するという意味で、inclusive business(包括的ビジネス)やinclusive markets(包括的市場)といった用語で包含するケースが定着してきている(下記参照)。日本ではほとんど耳慣れない状況だが、本サイトでは、ブログの名称に「『包括的ビジネス inclusive business』」を併用することとする。

1.UNDPの2010年9月発行の報告書(いかにビジネスがMDGsの達成に貢献可能か)

2.WBCSD(World Business Council for Sustainable Development)による包括的ビジネスに関するコンセプトビデオ

3.IFCによるBOPにおける事例集(2010年発行。金銭的な側面でなく、人の声を採録)

4.WBCSDとSNVのアライアンス

5.UNDPによる包括的市場・包括的ビジネスに関するサイト

6.ブログ「Next Billion」における包括的ビジネスに関するエントリー

2010年6月12日土曜日

「BOPビジネス」への一般的批判とNGOからの懸念

長坂 寿久(2010) BOPビジネスとNGO: CSR=企業とNGOの新しい関係(その3), 国際貿易と投資 Summer 2010/No.80, 51-70.

http://www.iti.or.jp/kikan80/80nagasaka.pdf

BCGレポート

すでに1年以上前ですが、昨年のダボス会議でボストンコンサルティングの手による、「BOP」での事業機会に関するレポートが出ているので、紹介しておきます。